理事長メッセージ

京都で生まれ育って、100年。まだまだ小さな学校法人です。

明治期に庶民教化のために播かれた種は、大正期に「明徳」、昭和期に「成章」、平成期に「経短」と、学校として実を結び、令和期に入りました。

眼に見える形では、「そろばん日本一」「第80回全国高等学校野球選手権大会準優勝」「ストリートダンス世界一」「第100回全国高等学校ラグビーフットボール大会準優勝」などありますが、眼に見えない形でその底流にあるものは、「明知を以て明徳を実践する」という建学の精神であり、それが「働く人づくり日本一の教育機関を目指す」につながり、「ひとイノベーションの明徳学園」としての現在があります。

「情報化社会」から「コンセプチュアル社会」へ。「答えがあった世界」から「答えがない世界」へ。
パンデミックの最中、明徳学園は考えます。

オンライン・対面授業というデュアルモードの中で、工夫を凝らし、競争から共創へ、つながりと共鳴を導き出し、利他を生かす。デザイン思考、右脳思考、コンセプチュアル思考、ファイナンス思考を駆使して、さまざまな課題を創造的に解決していく。そんな「歴史的現代」を私たちは生きています。

振り返れば、80周年当時あった債務の返済にめどをつけ、学費面で安心して通える私学として、いち早く寄付金を活用し、先行投資に着手。返済不要の給付型奨学金を創設し、20年間で1,843名の学生・生徒を支援。

さらに「お金に命を吹き込む」ことによって、クラブ活動の支援や「みらい授業研究費」などに役立ててきました。今後の明徳教育の充実と発展のため、100周年寄付にご協力をいただければ幸いです。

学校で「学んだ力」を「学ぶ力、学ぼうとする力」に変え、世界で、日本で、社会で「新しいことを考え出していける人」をこれからも育てていきます。まさに「ひとイノベーション」による「新しい人」の輩出です。

「傍を楽にする人づくり」というミッション。
「学生・生徒に自分自身がどんな人間で、将来どんな職業に就いて生きていこうとするのかを発見させる」という教学ビジョン。
「ビジョンを実現できる教職員を育て、そのような人材が途切れない組織・仕組みを作る」という経営ビジョン。
これらミッション・ビジョンを実現していくために、私たちには「心に汗をかく」覚悟があります。

規模は小さくても、気は優しくて力持ちの学校法人として、量よりも質の高さを求めて、これからも歩み続けていきます。

100年法人明徳学園のこれからに、ぜひご注目ください。

100th Anniversary
TOP